コラム 小説「銀と錫」と上ノ国町 その4
小説内 第二章 弐「中外鉱山」の文末にある追記についてここに明記します。
旅の前、予めインターネットで確認していた小学校——— 廃墟と化した若葉小学校の校舎や幼少の彼が通った保育所などの写真は全てあの旅の日よりさらに数年は前に撮影されたものだったらしいがあの若い駐在員は歳の頃三十代、どうやら彼自身よく知らなかったに違いない。
町の記録によると人口流出により閉校となったのは1987(昭和62)年。そして朽ち果てた状態で永らく残っていた校舎がついに解体されたのが2010(平成22)年。なんと23年間も放置されていたようですが一方で私が訪ねたのが2012年。要するに父の話「30年あれば山になる」でもなくブログ冒頭で述べた「僅か10年足らず」でさえなく実際にはたったの2年で山と化したようです。そしてそれと同時に人々の記憶からも消え去ったということです。
事実は小説より奇なりとはまさにこの事でしょうか。
さて、話戻って・・・おや?
なんかある。
日付まではわからないけど最新のgoogle earth
家あるじゃん。
拡大すると屋根に穴開いてたりとか、さすがにあばら家——というより廃墟なのがわかるけど多分宿舎。
小説「銀と錫」のなかで銀次がノスタルジーに浸る「川に面してせり出した崖」が画面中央の黒い山影。
わずかに左側に通行止めのゲートも見える。
T字路を中心とした町自体は完全消滅してるけど・・・家あるじゃん。
もうちょっとだったわけですねえ。
と、言う事は――――――?
家の裏手の吊り橋はさすがに(危険だから)真っ先に撤去されているのでしょう、見当たりません。が
その先、渡った先には祠があるはず。
あれ?
入れんじゃん。
ま、当然許可は必要なんだろうけど・・・。
画面中央、遠のくダンプはおそらく行政の仕事。一方民間人にいちいち許可なんか降ろすわけもない。けど・・・
こりゃあ、装備整えてリベンジか―――?
おしまい
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