コラム 小説「銀と錫」と上ノ国町 その3

あとちょっとかもしれない・・・。

あの先まで行けば何か見えるかも・・・。


 何しろこの時点では自分がかつて栄えた町のその中に立っていたなどとは考えも及ばない。


 だから通行止めにより更なる探索を、つまり

「あの先へ行く事」———

 を断念せざるを得ない事になろうとは思いもよらなかったのです。


 だから他のルートから回り込もうともしました。


 でも無理。ただでさえ広い北海道のデカい尾根を何一つとして装備もなく跨ぐなんて、ましてレンタカーでなんて無理。


 別ルートで行った先の果樹園もしくは桑畑の農家の奥さんにリサーチなどするも結局何の手掛かりも得られず、後日函館観光などしてお茶を濁し早々に帰京しました。

五稜郭

トラピスチヌ修道院(母方親族がカトリックなもんで)


次号:いよいよ最終話 仮名「またしても『ところが・・』再び」編へ

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